Language:

 

KANAGAWA University Repository >
800 図書館 Kanagawa University library >
貴重書 Rare Books >
h その他 洋書 >

Dante' De' la volgare' eloquenzia. Giovanni di Boccaccio da Certaldo, ne la vita di Kante'. Appresso gia vicino a la sua morte' : [1]

コレクションのホームページ

 
 
あるいは、ブラウズ     
このコレクションを購読する
中世後期を通じて、イタリアの自由都市は商工業を発展させ、それから得た莫大な富を使い文化的にも秀れた業績を残している。この時期のイタリアの都市フィレンツェで活躍していた詩人にダンテ Dante Alighieri(1265-1321)がいる。当時フィレンツェはヨーロッパで最も繁栄した都市国家の一つだった。ここを中心とする人文主義の運動はやがて全ヨーロッパに波及し、それは“ルネサンス”(古典復興)と呼ばれている。このルネサンスの初期にあって、近代精神の最初の閃きと中世的桎梏を背負った人物として最も良く知られているのがダンテである。≪俗語論≫ De la Vwlgare elwquenzia は、フィレンシェでの政争に敗北し、同市から追放されていたダンテがヴェローナ、ボローニヤなどの地を転々としていた時期(1303-1306年頃)の作品で、ラテン語に代ってイタリア語が文章語としても使用され始め、修辞学や文法の規範を定め整理しようとする動きが高まっていた時代に書かれたイタリア語論である。全体が2巻14篇から構成されている。言語の起源と歴史を“バベルの塔”以前まで遡り、ヨーロッパ諸言語の発生、ラテン語の成立を解説した後、 ロマン諸語を「オイル語(Oil)」、「オック語(Oc)」、「シの語(Si)」の3つに分類して考察。さらにこの「シの語」すなわちイタリア語を14の方言に区分して、それぞれに検討を加え、詩人ダンテの理想とする言語観との乖離を説明し、俗語のあるべき使用法特にカンツォーネの詩型における用法を詳述している。なお、この作品が発表された時代は印刷術の発明以前だった。そのため、広く流布されることはなかったが、16世紀に入ってイタリアの詩人トリッシーノ(Giangiacomo Trissino)が写本の原典(ラテン語による)をイタリア語に翻訳し、1529年ヴィチェンツアで刊本として出版するまで脚光を浴びることはなかった。当館が所蔵しているのはこの“トリッシーノ版”と呼ばれる刊本の初版で、ヴェラム装幀のフォリオ判である。“トリッシーノ版”はこの時期に印刷された図書の中でも、特にその印刷の美麗なことで良く知られており、当時のイタリアの書家ルドヴィコ・デリ・アリッギがデザインした見事な草書体活字が使用されている。(神奈川大学図書館貴重書目録『古典逍遥』より)

アイテム表示: 1-1 / 1.

発行日タイトル著者
1529 Dante' De' la volgare' eloquenzia. Giovanni di Boccaccio da Certaldo, ne la vita di Kante'. Appresso gia vicino a la sua morte' compose un libretto in prosa latina, il quale elji intitulo. De vulgari eloquentia; e come che' per lo detto libretto / apparisca lui havere in animo di distinguerlo, e di terminarlo in quattro libri, o che peduti siano lj' altri, piu non ne appariscono, che i dui primi Dante, Alighieri; Trissino, Giovanni Giorgio

 

Valid XHTML 1.0! DSpace Software Copyright © 2002-2006 MIT and Hewlett-Packard - ご意見をお寄せください