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〔01〕  Gedenkwaerdige gesantschappen der Oost-Indische maetschappy in 't Vereenigde Nederland, aen de kaisaren van Japan : [1]

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オランダ人、アルノルドゥス・モンタヌス(Arnoldus Montanus,1625-1683)の著書『オランダ東インド会社遣日使節紀行』Gedenkwaerdige Gesantschappen der Oost-Indische Maetschappy in’t Vereenigde Nederland aen de Kaisaren van Japanは、1669年にアムステルダムでオランダ語初版が書籍商人で彫版工でもあったヤーコブ・ヴァン・ムールス(Jacob Van Meurs,1619-1680)によって出版された。当時のオランダは、1620年代にスペインと戦争、1648年にミュンスター条約、ウエストファリア条約を経て改革派(カルヴァン派)のオランダ共和国が成立した時代、のちにイギリス、フランスからの挑戦を受ける時代でもあった。本書の出版の2年前、1667年5月にオランダとイギリスが戦争をしていた時に、フランスのルイ14世も虎視眈々とすきあらばオランダに触手を伸ばそうとしていたように、国際政治が混沌としていた時代下での出版であった。 モンタヌスは、アルノルド・ファン・デン・ベルフ(Arnold van den Berg)もしくはファン・ベルヘン(van Bergenn)とも云い、アムステルダムで生まれた。1575年創立のライデン大学で、正統派カルヴァン主義者の神学博士トリグラント(J. Trigland 1583-1654)の影響を受けながらモンタヌスは神学と哲学を学んだ。1653年に彼はスヘリングウォウデSchellingwoude のオランダ・カルヴァン派教会の牧師、1667年にはホラント州スホーンホーフェンSchoonhoven のラテン語学校の校長をも務め、1683年に58歳で亡くなったと言われている。 タイトルページから、日本の領土、都市、寺、城、宗教、自然―土地、草、木、山、河川―などについて本書で論及されていることが推察できるが、その内容は、織豊時代から徳川時代にかけての約100年間の日本の歴史叙述であって、信長、秀吉、家康らの覇権争いを中心に行われている。しかし、モンタヌスは一度も日本に来ていない。従って彼の歴史叙述は、17世紀初葉からの50年間、オランダ東インド会社の日本へのオランダ人使節数名の見聞記、16世紀以来の日本でのキリスト教の布教や伝播に従事したポルトガル人、スペイン人イエズス会宣教師の報告書類に依拠している。ザヴィエル(Francisco de Xavier,1506-1570)、ヤジロウ(日本最初のキリシタン)、トルレス(Cosme de Torres,1506-1570)、ヴァリヤーノ(Alexandro Valignano,1539-1606)、カロン(Francois Caron,1600-1673)等の人々を本書に認めるのはそのためである。金井圓著『江戸西洋事情』(新人物往来社1988年)によれば「オランダ語訳は1669年に二度、1670年、1680年の四度」(同書109頁)刷られた。オランダ語初版が出版された同年には、ドイツ語訳初版がアムステルダムで、1670年にはロンドンで英語訳初版、1680年にはフランス語訳初版がアムステルダムで出版されている。このように各国語訳版が相次いで出版されたのは、江戸幕府による鎖国令が1639年に貫徹された以降、60年近くの間、日本についての情報が入らなくなったために「日本についての最も重要な情報源」(マーティ・フォーラー「われらの出島―オランダ人による歴史的考察」1997年講演)として本書がオランダのみならずヨーロッパにおいても日本に関心を持つ人々に歓迎されたからである。。(神奈川大学図書館所蔵貴重書にみる「日欧文化交渉史」展 展示目録 より)

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発行日タイトル著者
1669 Gedenkwaerdige gesantschappen der Oost-Indische maetschappy in 't Vereenigde Nederland, aen de kaisaren van Japan: vervaetende wonderlijke voorvallen op de togt der Nederlandsche gesanten: beschryving van de dorpen, sterkten, steden, landschappen, tempels, gods-diensten, dragten, gebouwen, dieren, gewasschen, bergen, fonteinen, vereeuwde en nieuwe oorlogs-daeden der Japanders: verçiert met een groot getal afbeeldsels in Japan geteikent: getrokken uit de geschriften en reis-aenteikeningen der zelve gesanten / door Arnoldus Montanus Montanus, Arnoldus

 

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