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Encyclopédie méthodique : [197]

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ディドロ=ダランベールの補巻の出版者の一人であったリール生まれのパンクックCharles Joseph Panckouche(1736-1798)は「百科全書」の欠点を補い、さらにその項目を充実させた新しい「百科全書」を企画した。それが《体系百科全書》Encyclopédie méthodiqueである。出版企業家であると同時にジャーナリスト、翻訳家、著述家であった彼が出版した「体系百科全書」は「百科全書」と比較すると、遥かに規模が大きく、全く異なった構想による出版事業であった。 「体系百科全書」は、その書名が示すように、「百科全書」の最大の欠点とされたアルファベット順の配列法を排しジャンルごとの百科事典を集めた総合百科事典ともいうべき事典である。(中略) その趣意書は1782年に公表され、同年4月末には4072名の予約者を獲得した。この人気はフランス国内だけではなかった。実際パンクックがこの分厚い趣意書をフランス国内向けに発行するや否や、同年中にスペイン語に翻訳されたのである。ちなみにその翻訳された趣意書には次のようなタイトルがつけられていた。 「フランスの知識人、学者、芸術家により編集され、予約方式によって大衆に提供、カスティーリャ語に翻訳、スペインに関連することがらを増補し、フランス語版の出版に合わせて四折判本53巻、図版7巻で、サンチャAntonio de Sanchaが出版する“主題別配列による体系百科全書”の趣意書」(マドリッド、1782年刊)  マルモンテルが執筆依頼された“文法と文学”の項目を収めた第1巻は早くも趣意書が公表された同年の11月18日に出版された。 パンクックが集めた執筆協力者の大部分は、ディドロ=ダランベールの「百科全書」かその補巻で活躍した知識人であった。「体系百科全書」の執筆者の中には、文学者のド・ラランド、ジロンド派内閣の内務大臣ロラン・ド・ラ・プラティエール、王立医学協会の常任主席幹事のヴィク・ダジル、デュアメル・デュ・モンソー、ジャン・マリー・ドーバントン、文法学者のボーゼらが見出される。 フランス大革命の激動期に「ああ、自由よ!汝の名においていかに多くの罪がおかされていることか!」という言葉を残してギロチンの露と消えたロラン夫人の夫であるロラン・ド・ラ・プラディエールは1785年に「体系百科全書」の“マニュファクチュア・技芸と工芸”の諸巻を「百科全書」の同じ項目と比較して次のように語っている。 「“技芸の全般的総覧”(体系百科全書の)と“百科全書”とでは、前者が一つ一つの論説を手に取り、職人を導くばかりでなく読者各人を職人に仕立ててしまうほどの一連の完全な論文であるのに対し、後者は種々の対象やそれらの間の特殊な関連や共通の関連を、大きな拡がりと大まかなタッチで描いたにすぎない」と。 1782年に着手されたこの出版事業は幾多の試練と困難を乗り越え、50年の歳月を費やし、パンクックから女婿のアガスそしてその未亡人へと引き継がれて完成された。また、フランス国内はもとより、スペイン、イタリアなどの諸外国で翻訳出版されるほど人気を集め、多数の読者を得ることに成功した。そして一説にはトルコのスルタンがこの百科事典のうわさを耳にして、臣下の者に翻訳作業を練らせたという話も伝えられている。 本書は出版開始から完結まで長期間に亘ったことや刊行途中にフランス大革命という大きな混乱期を経験していること、そして完全セット巻数が200巻を上回るという大著であることから、世界でも完全セットを所蔵する研究機関は非常に少ない。当館所蔵書は197冊に製本された茶革装版完全セットである。(神奈川大学図書館貴重書目録『古典逍遥』より)

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1782 001 Encyclopédie méthodique Panckoucke, Charles Joseph
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1782 020 Encyclopédie méthodique Panckoucke, Charles Joseph
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