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Historia et relatione del Tunchino e del Giappone : [1]

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ジョヴァン二・フイリッポ・マリーニ(1608-1682)はイタリアのタッジア生れで、イエズス会に入り、1638年インドのゴアを経由して、トンキンで14年間伝道生活を送った。後にマカオ-移り、同地のイエズス会コレジオの学長を務めた。更に、一時ローマ、ホルトガルへ戻り、1674年に東洋管区長として赴任し、1682年マカオで亡くなった。当館が所蔵しているのはマリー二が担当していた日本管区の中に含まれていたトンキン、シャムなどでのイエズス会士による布教活動を扱った≪トンキンおよび日本布教史≫Historia et relatione del Tunchino e del Giappone である。書名では日本に於ける布教活動に関する記事を多く含むような印象を受けるが、本書の中で日本にふれた記事は意外と少ない。マリー二がインドへ赴任した頃の日本は、前述したように既にキリスト教を禁止し、1639年(寛永16)にはポルトガル人の来航を禁止していた。このためイエズス会士の日本渡航は全く不可能となり、マリー二は一度も日本へ上陸することがなかったからである。本書の冒頭にはローマ教皇アレクサンドル七世への献辞が8ページに亘って印刷され、続いて序文、目次などがあり、本文の前の見開きの左ページには宣教師とアジア諸民族を描いた銅版画の口絵があり、右ページには1626年から1660年の期間にトンキンで活動した宣教師(padre)40名と修道師(fratelli condiutori)4名の名簿が印刷されており、この中にはジュリオ・ピアニ(GiulioPiani)という洗礼名をもつ1名の日本人修道師が含まれている。本書の構成は、第1章トンキンの地理、言語、習慣、年中行事、第2章キリスト教布教の現状と布教方針全般、第3章1655年から1659年までのトンキンに於ける布教活動、第4章1655年から1658年までのコーチシナでの布教報告、第5章ラオスにおける布教報告となっている。これらの中でも特にトンキンとラオスに関する記述は正確で、興味深い資料として評価されている。所蔵書は1665年ローマのヴィターレ・マスカルディ印刷所から出版された四折判であるが、これは1663年ローマのニコロ・アンジェロ・ティナッシ書店から出版された版の重版だと思われる。1663年版の書名は「イエズス会宣教師の布教史(Delle missioni de padri della compagnia di Giesu)」で、所蔵書とは異なっている。また1666年にはフランス語版がパリで出版されており、これら一連の出版は当時のヨーロッパにおける本書の評価の高さを示すものといえる。(神奈川大学貴重書目録『古典逍遥』より)

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発行日タイトル著者
1665 Historia et relatione del Tunchino e del Giappone : con la vera relatione ancora d'altri regni e prouincie di quelle regioni e del loro gouerno politico : con le missioni fatteui dalli padri della Compagnia di Giesù & introduttione della fede christiana ... : diuisa in cinque libri / opera del p. Gio. Filippo de Marini della medema Compagnia. Marini, Gio. Filippo de

 

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